こんな夢を見た。
ある洋館にね、二人の女の子とお父さんが引っ越してきた。
その洋館には、異世界につながる洋服ダンスがあったんだ。
二人の女の子、さつきとメイはある時、その洋服ダンスを開けてしまった。
しかも悪いことに、二人はあの言葉まで言ってしまった。
その瞬間、闇の力が世界に放たれたんだ。
謎の老婆がつぶやいた。
「やれやれ、またアレが出てきたのかい。厄介なことにならなきゃいいがね」

二人の女の子、さつきとメイはどうしたらいいかお父さんに相談した。お父さんは古文書の研究者だったからね。
お父さんは古文書の中にこんな言葉を見つけた。
「その者、青き衣をまといて金色の野に降りたつべし」。
誰もどんな意味かわからなかった。

さつきとメイは山に入って、山のヌシに話をつけに行ったんだ。
荒ぶるヌシを前にさつきが言った。
「静まれ、静まりたまえ!さぞかし名のある山の神ともあろうお方が、なぜこのように荒ぶるのか!」
旅立つさつきに、お母さんは優しく言ったんだ。髪の毛をとかしてあげながらね。
「40秒で支度しな!」
